子供の教育費にお金がかかり過ぎ!住宅ローン、借換で期間を延ばしませんか?
子供の教育費がかさんで住宅ローンの支払いが大変でしょうか?
住宅ローンの借換で毎月の返済金額を少なくできるかもしれません。
本文は以下の事について書いています。
本文を読むことで、住宅ローンの毎月返済額を少なくする方法がわかります。
この記事を書いているのは民間の金融機関に20年以上勤務していた元銀行員です。
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住宅ローンの見直しで、毎月の支出を少なくする方法
住宅ローンの借換の際に、借入期間を延長することで、毎月の返済額を減らす方法があります。
どこかの銀行で住宅ローンの借換を申し込む際に、期間を可能な限り延ばしたいと申し出れば良いのです。
よくあるパターンですが、
お子さんが小中学生の内ならまだ良いのですが、高校、大学へ進学ともなると、教育費用がかなり嵩んできます。塾代も高いですし、部活動でしたら県外への遠征なども今や当たり前ですし、お金がいくらあっても足らないくらいになります。
お子さんが行きたいと言った進路があるなら、できるだけ進ませてやりたいというのが親心と言うものですが、大学も私立で理系で下宿なんて言われると、大学1年目には250万円〜300万円くらいは余裕で出ていきます。
そちらにお金がかかるようになってくると、最初は楽だった住宅ローンの返済が厳しくなってきますので、借換する事で毎月の返済額を更に落とすために期間を延ばすという方法はありだと思います。
単純に考えて、返済期間を延長する事で毎月の返済額は少なくなります。
問題は、期間延長に銀行が対応してくれるかどうかです。
期間延長を最初から認めてくれる銀行と、そうでない銀行があります。
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借換で期間を延ばせる住宅ローンの紹介
借換で期間延長できる住宅ローンは少ないです
しかし、借換で期間を延ばす事ができる住宅ローンは少ないと思います。私が以前勤めていた銀行の住宅ローンでは対応できませんでした。何故かと言うと、
期間を延ばす事=返済が苦しいから条件変更(リスケ)する事
と、いう事だからです。つまり、あなたがA銀行で住宅ローンがあった場合、それを借換しようと思ってB銀行に相談しに行った。B銀行の行員に借換と同時に期間を延ばして欲しいと言ったとします。そうするとB銀行の行員は以下のように思うかもしれません。
・この人は現在返済が苦しいから期間を延ばしたい、と言っている。
・返済が苦しくて期間を延ばしたいのなら、A銀行で条件変更すべき案件だ。
・A銀行でリスケすべき住宅ローンを、わざわざA銀行から肩代わりする必要はない。
基本的にはこういう考え方のはずです。ですから、殆どの住宅ローンでは借換で、旧債務の借入期間以上に期間を延ばす事ができないのです。
但し、借換により期間を延ばす事ができる住宅ローンも存在するのです。借換で期間を延ばせる住宅ローン商品は少ないです。
住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン
住信SBIネット銀行の、ネット専用住宅ローン借換えの借入期間の上限は、35年から経過期間(借換対象となる住宅ローン借入日から、ネット専用住宅ローンで借換の実行予定日までの期間を差し引いた期間)です。と、いうことは、当初の住宅ローンの借入期間が35年だった場合は期間を延ばす事ができません。
住信SBIネット銀行の公式ページです。こちらにどれくらい延ばせるかの例が記載されています。⇒ 住宅ローンの「借換え」で「借入期間」を延ばせる場合があります!
住信SBIネット銀行の公式ページはこちら⇒住信SBIネット銀行の住宅ローン
新生銀行のパワースマート住宅ローン
こちらも当サイトで何度か紹介しておりますが、こちらは何と完済時が80歳未満なら、最長35年まで持っていけるという商品です。融資期間については一番条件的には緩いですね。
新生銀行の公式ページです。⇒【住宅ローン】現在、他行で借り入れ中の住宅ローンよりも、期間を延ばして借り換えできますか?
新生銀行の公式ページはこちら⇒【新生銀行住宅ローン】パワースマート住宅ローン
ARUHIのフラット35
アルヒのフラット35の場合、借換による融資期間は、15年以上で、35年−「当初の住宅ローンの経過年数(1年未満切り上げ)」以内、最終返済時年齢80歳未満。申し込み本人の年齢が60歳以上の場合にのみ、ご融資期間10年以上14年以下の設定も可。となっています。ARUHIフラット35のご融資条件はこちらで確認できます。
ARUHI フラット35も、住信SBIと同じような条件で、当初の住宅ローンが35年で組んであった場合は上記式にあてはめると期間を延ばす事はできません。また、フラット35は銀行が顧客に対しお金を貸付け、その債権を証券化し、それを住宅金融支援機構が買い取るという仕組みなのですが、何が言いたいかと言うと、一口にフラット35と言っても銀行によって金利、手数料などが違うのです。
機構の公式ホームページにはこう書かれてあります。
取扱金融機関によっては、返済期間が「35年」−「住宅取得時にお借入れになった住宅ローンの経過期間(1年未満切り上げ)」によらない場合がありますので、お申込みされる取扱金融機関にご確認ください。
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借換が出来ない場合、今借りている銀行で期間延長を申し出る方法もある
借換の審査が通らなかったり、通ったとしても借入期間を延ばせなかった場合の事です。
教育費用がかさむのであれば教育ローンを借りるという手段もあります。
が、どうしても今の返済に困って、毎月の返済が延滞するようになった場合、
今借りている銀行で、今借りている住宅ローンを期間延長するという方法があります。
但し、これはあくまでも、今の返済に困窮して申し出るものですし、追加の保証料も発生します。
次に何か、例えば車のローンを申し込んだ場合、審査が厳しくなる可能性があります。
何故なら、銀行にとってみれば、返済に窮して返済額を少なくしてあげたのにまた融資を増やして返済額を増やすなんて事はあり得ないからです。
通常に返済していけるうちは、借換を検討するべきです。